リノベーション 空室対策

空室回避「魅せる照明」はコスパが良い

(写真=iStock by  Getty Images)

 

空室リスクは気になるけど、費用のかかるリフォームに踏み切れない……そんな方は照明のリフォームから手がけてみてはいかがでしょう。比較的ローコストにも関わらず、内見者の第一印象をアップさせる即効性もあります。いくつかの具体策をご紹介します。

 

オーナー自身で交換可。コストを抑えやすい「ペンダントライト」

最近、若い方や女性に人気の「カフェっぽい」お部屋の照明。これは、部屋の照明をペンダントライト(吊り下げ型のライト)に交換するだけで実現できます。しかも、ほとんどのペンダントライトが一般的な天井の設置器具に対応しているため、オーナーご自身でも交換可能です。

ただし、設置には脚立などが必要なので、管理会社の担当者に実物を渡して取り付けてもらうのもよいでしょう。購入先は、楽天やAmazonなどのネットモール、ニトリやイケアなどの量販店で取り揃えられています。もちろん、忙しいオーナーは管理会社にアイテム選びから任せるのも一案です。

ペンダントライトのデザインや素材は豊富です。デザインであればポップ、レトロ、シンプル……。傘や金具の素材であれば、ガラス、スチール、真鍮……。この中から入居者像に合ったアイテムを選ぶことが大事です。

例えば、感度の高いおしゃれな人向けならホンモノ感のある真鍮のレトロタイプ。幅広い層の好感度重視であればシンプルなタイプをセレクトするといった具合です。管理会社に相談しながらアイテムを選ぶのが無難かもしれません。

 

天井にレールを設置するだけで可能な「スポットライト」

入居者ウケする照明リフォームとしては、天井にダクトレールを設置し、スポットライトにする方法もあります。先に紹介したペンダントライトと組み合わせると一気にカフェ感が高まります。また、セレクトショップや美容室のような洗練された空間にすることも可能です。

注意点としては、ダクトレールには「簡易タイプ」と「配線が必要なタイプ」があることが挙げられます。簡易タイプであれば、通常の照明取り付け金具にかぶせる形で比較的カンタンに施工できます。一方の配線が必要なタイプは、電気工事による施工が基本となります。まずは管理会社に相談すべきでしょう。

配線が必要なタイプは電気工事の料金がかかってしまいますが、設置位置をある程度調節しやすいため、より趣のある空間にしやすいメリットもあります。

 

高級感のある部屋にしたいなら「ダウンライト」

ダウンライトを採用することで、ホテルやギャラリーのようなワンランク上の雰囲気をつくることが可能です。施工するには、天井に丸い穴を開けてそこに照明を設置するため、新設の場合は電気工事が必須です。

注意点としては、ダウンライトは間接照明のため、「リフォームしてみたら予想以上に空間が暗くなった……」ということも。これは、先に紹介したペンダントライトやスポットライトも同様です。設置位置やどんな明るさのライトを選択するかなどを熟慮した上で行うべきでしょう。

部屋の照明をどうするとベターかは、最終的にその部屋の入居者像によります。例えば、リラックスできる部屋を求めている若い女性などであれば、明るさを抑えた演出は有効だと考えられます。対極的に、実用性重視な方、例えば、部屋で仕事をすることも多いビジネスパーソンになると直接照明の方がいいというニーズもあるでしょう。

 

スイッチプレートの交換もコスパがいい

ライトのリフォームと合わせて、スイッチプレートを交換すると、より雰囲気がよくなります。ちょっとしたことですが、内見者は部屋のスイッチに触れることもよくあります。そのとき、おしゃれなスイッチプレートだと印象がよくなります。とくに築年数がある程度経っていて、スイッチプレートが汚れているような場合は交換を検討すべきでしょう。

ご自身で施工する場合は、楽天やAmazonなどのネットモールで百円単位−数千円から購入できます。ターゲットとなる入居者像の趣味趣向をリサーチして、デザインを選ぶこと。また、部屋全体のバランスを見て調和がとれるアイテムを選ぶことも重要です。